こんにちは、 柴住です。
「ギラサポ活動記」 16回目となる今回は、 11月10日に熊本の水前寺競技場で開催されたロアッソ熊本戦について振り返ります。
前節では鬼門・秋田に念願の初勝利を挙げたギラヴァンツ北九州。
リーグ戦は残り僅かとなりましたが、 優勝・昇格を争う上位陣との対決を残しています。
今回の対戦相手・ロアッソ熊本は4位。
ミクスタでの悔しい敗戦の雪辱を晴らすために、 そしてJ2復帰を争うライバル同士として、 決して譲れない一戦です。
普段はなかなかアウェイに行けない私ですが、 今回は何としても現地で後押ししたい一心で予定を調整し、 朝早くから仲間と車で乗り合わせて水前寺へ向かいました。
おはようミクスタ!
— 柴住敦史(bari) (@footbari) November 9, 2019
ギラサポの朝は早い。
これから勝ち点3を取りに水前寺まで行ってきます!#giravanz #ギラヴァンツ #北九州#みんなで叶える昇格物語 pic.twitter.com/AwRU7tAqEq
高速道路を一路南下し、 目的地に到着したのは9時前。
初めて訪れる水前寺競技場は、 どことなく本城陸上競技場を思わせる懐かしい佇まいでした。
到着!#giravanz #ギラヴァンツ #北九州#みんなで叶える昇格物語 pic.twitter.com/iMGooUHvgs
— 柴住敦史(bari) (@footbari) November 9, 2019
到着して荷物を置き、 まず向かったのがスタグル広場。
「腹が減っては戦はできぬ!」 の看板に誘われ、 私も普段の節制を忘れ大いに食欲を満たしました。
腹が減っては戦ができぬ、ということでスタグル広場へ。
— 柴住敦史(bari) (@footbari) November 10, 2019
今日だけはリミッタ解除です!#giravanz #ギラヴァンツ #北九州#みんなで叶える昇格物語 pic.twitter.com/1rOZKOBJbQ
腹ごしらえを済ませ、 入場口に向かおうとしたその時。
あるロアッソ熊本サポーターの方と目が合いました。
私はギラヴァンツの応援時には前掛け (KITAKYU NERDS副代表の岡さん謹製) を着用しているのですが、 目が合った熊本サポーターの方も私と同じ前掛けスタイル。
そこから自然に意気投合し、 試合の意気込みや昇格への思いなど様々な事をお話しました。
前掛け姿の熊本サポーターさんに遭遇したので記念撮影。
— 柴住敦史(bari) (@footbari) November 10, 2019
お互い頑張りましょう!#ギラヴァンツ北九州#ロアッソ熊本 pic.twitter.com/tv23lPZWn6
試合ではバチバチと熱く競い合うサポーター同士がこういった交流を持てるのはJリーグの良さだと私は思います。
できれば来年はJ2で遠征したいですね、 と互いの健闘とJ2での再会を祈りました。
入場&幕入れ完了。
— 柴住敦史(bari) (@footbari) November 10, 2019
朝の寒さが嘘のように熱い日差しが照りつける水前寺競技場。
試合内容も応援も熱く盛り上げていきましょう!#giravanz #ギラヴァンツ #北九州#みんなで叶える昇格物語 pic.twitter.com/npehNExLUo
試合開始前には季節外れの暑さとなった水前寺競技場。
そのスタンドを埋め尽くす熊本・北九州の両サポーター。
この日、 アウェイ席は1000枚以上のチケットが完売。
北九州から多くのサポーターが駆け付け、 徐々に黄色に染まるアウェイゴール裏。
その最前列に陣取った私は 「今日はきっと熱い試合になる」 と確信しました。
試合は前半から激しい攻防が続くもスコアレスドローで後半へ。
試合が動いたのは74分。
ゴール前の深い位置、 角度が無いところから髙橋大悟が放ったシュートが待望の先制点となりました。
その瞬間、 私が居たゴール裏最前列からはシュートの軌道がピッチサイドの看板に隠れ、 実はあまりよく見えませんでした。
ただ、 大悟が足を振り抜き、 対角線上のゴールネットが揺れたのはわかりました。
それで十分でした。
誰も彼もが絶叫しもみくちゃになり、 歓喜に飲み込まれるアウェイスタンド。
ちぎれんばかりに振り回される旗とタオルマフラー。
全ての感情が爆発した、 黄色い竜巻のようなうねりが巻き起こりました。
歓喜の大波が引いた後、 更に勢いを増したチャントとコールが空気を揺らします。
このままいける。
今日は勝てる。
アウェイスタンドの誰もが、 そう思っていたはずです。
しかし、 最後までわからないのが勝負というもの。
後半終了目前の88分。
気が早ければ勝利のチャント 「この世にただひとつ」 を歌い始めたかもしれない、 その刹那。
セットプレーから押し込まれ痛恨の失点。
試合が一気に振り出しに戻ります。
そこから試合終了までの数分間は、 まさに死闘でした。
熊本も北九州も勝利を手にするために残る力を振り絞りゴールへ挑みます。
しかし、 遂にどちらも均衡を再度崩すことはできませんでした。
1-1のドローで試合終了。
— 柴住敦史(bari) (@footbari) November 10, 2019
あと少しで勝ちを逃した悔しさと、引き分けで乗り切った手応えと、徐々に引いていく全身の熱を感じつつ、全力で掴み取った勝ち点1を大事に持って北九州に帰ります。
お疲れ様でした!#giravanz #ギラヴァンツ #北九州#みんなで叶える昇格物語 pic.twitter.com/eZrKpmv9td
長く鳴り響く試合終了のホイッスル。
そしてピッチに倒れ込む選手達。
最後まで声を嗄らし全力で応援し続けた多くのサポーターも、 その場に座り込みたくなるような思いだったかもしれません。
勝利を逃した悔しさと最悪の事態を免れた安堵感とが入り混じった複雑な感情。
昂る気持ちを落ち着かせながら、 挨拶に来る選手達を待ちました。
「最後までよく頑張った!」
「次は絶対勝とう!」
「ホームで昇格決めるぞ!」
選手を迎えたスタンドからは様々な激励の言葉が次々に飛び交いました。
引き分けで試合を終えたものの、 首位を維持したギラヴァンツ。
水前寺のアウェイスタンドを埋め尽くした熱いサポーター。
この応援は、 最終盤の厳しい戦いを勝ち抜くための力となる。
私自身もその中に身を置き、 肌身で実感した一日となりました。
次節は11月17日。
3位のザスパクサツ群馬とアウェイでの対戦です。
この試合に勝てばいよいよ昇格が近づく大事な一戦。
当日は小倉駅でパブリックビューイングが開催され、 私も参加します。
みんなで叶える昇格物語。
その完結まで、 あと少し。
最後まで、 みんなで走り抜きましょう。
それでは、 また。