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【ギラサポ活動記】「挑む」ということ(天皇杯2回戦)


こんにちは、 柴住です。

 

「ギラサポ活動記」 11回目となる今回は、 7月3日にノエビアスタジアム神戸で開催された天皇杯2回戦について振り返ります。

 

対戦相手はヴィッセル神戸。

 

「J1対J3」 という以上にクラブ規模も選手層も圧倒的な差がある相手に対し、 小林監督率いるギラヴァンツ北九州はどう挑むのか。

その姿を見届けるため、 私は仕事を休んで現地に駆け付けました。

 

7月3日、 10時。

共に現地へ赴くサポーター仲間がミクスタに集合し、 レンタカーに乗り込み一路神戸へと向かいます。

今回は試合終了後泊まらずに復路を走り、 翌朝に帰宅するという弾丸ツアー。

神戸までの長い道のりを試合展望や予想スタメンなどを語り合い賑わう車内。

 

途中休憩を挟みながら、 車を走らせること約8時間。

キックオフ1時間前の18時にようやく今回の目的地、 ノエビアスタジアム神戸に到着。 

実はこれまで神戸に訪れたことがなく、 ノエスタも初経験の私。

初めて足を踏み入れたノエスタの雰囲気に思わずテンションが上がりました。

神戸とは対照的に、 リーグ戦の主力をスタメン起用して挑む北九州。

北九州をはじめ各地から数多く集まったサポーターが声援を送る中、 いよいよ前半のキックオフ。

 

前半は互角の展開で推移。

場面によっては北九州が押し込む展開も度々見られました。

この勢いのまま点を取れれば、 あるいはその後の展開も変わったかもしれない。

そう思わせてくれるような攻勢でした。

 

しかし、 あと1歩のところで押し切ることができない北九州。

逆に神戸は時間が経つにつれ徐々にペースを掴んでいきます。

 

そして44分。

安井拓也がペナルティエリア手前から放ったたシュートが、 北九州守備陣の間を抜けゴールネットへ。

難しいコースをいとも簡単に通す見事なゴールでした。

 

そのまま1-0で前半終了。

 

無失点で折り返せなかったのは残念でしたが、 決して悪い内容ではなかった前半。

このままいけば後半必ずチャンスがある。

 

私も含め、 現地で観戦していた北九州サポーターの多くがそう考えていたと思います。

 

ハーフタイムまでは。

しかし、 後半に待っていたのはそんな願望を打ち砕く神戸のゴールラッシュでした。

 

後半開始早々の56分には、 高橋拓也からのパスを小川慶治朗に奪われ2失点目。

64分にはコーナーキック後の交錯の中から田中順也が押し込み3失点目。

そして80分には、 セルジ・サンペールが北九州守備陣をドリブルで翻弄し個人技でゴールまで運び4失点目。

終わってみれば4-0。

 

文字通りの 「完敗」 。

ギラヴァンツ北九州の今季天皇杯は神戸の地で幕を下ろしました。

今季J3最少失点を誇る北九州の守備を完全に打ち砕いた神戸のサッカー。

J1の実力を見せつけられ大差での敗退となりましたが、 北九州の選手達は本当に最後の最後まで走り、 戦っていました。

 

ノエスタのアウェイゴール裏に駆け付けた北九州サポーターも、 どんなに点差が開こうとも最後の最後まで懸命に声を嗄らし選手を鼓舞し続けました。

 

試合に臨み北九州サポーターが掲げたメッセージ幕は、

「恐れるな! 挑め!」

 

その言葉通り強敵に挑み、 全てを出し切って敗れた選手達を、 北九州サポーターは 「北九州」 コールの大歓呼で迎えました。

 

普段戦う機会が無い圧倒的な強者に真っ向勝負を挑んだ今回の経験は、 必ずや選手達を大きく成長させる糧となる。

試合の全てを現地で見届けた後で、 私はそう感じました。

そして試合終了後には対岸の神戸サポーターからも健闘を称える 「北九州」 コール。

その暖かい声に励まされつつ、 ノエスタを後にしました。

 

長い長い帰路を終えて帰宅したのは7月4日の7時過ぎ。

丸一日近くに及ぶ弾丸ツアーとなりました。

 

無残な敗戦ではありましたが、 今回神戸の地に赴きこの試合を見届けたことに後悔はありません。

 

願わくば、 次にノエスタを訪れるのはJ1の舞台であって欲しい。

その時にはきっと、 成長した北九州の選手達が雪辱を晴らしてくれることでしょう。

 

まだまだ遠い夢かもしれませんが、 今のギラヴァンツにはその夢を見させてくれるだけの可能性が確かにある。

私はそう信じています。

 

遠い先の夢のためにも、まずは今年のJ3リーグを最高の結果で終えたいものです。

リーグ戦の次節は7月6日のホーム長野戦。

すでに 「今日」 ですね。

 

この記事を書き終えて、 寝て起きたら待っているのはミクスタでの週末。

慌しくはありますが、 ギラヴァンツ北九州を追いかけて過ごす日々はとても楽しく、 刺激的で、 愉快なものです。

 

この日々をもっと最高のものにするために、 今日もミクスタで最高の応援をしてきます。

 

それでは、 また。